自主防災隊長挨拶

自主防災隊長挨拶

この地の災害について考えてみませんか

自主防災隊長柏木正敏

いま、首都直下地震はここ30年以内に70%の確率で発生すると言われています。その際、当緑山は震度6弱の地震に襲われ、町田市の北から西部は震度6強になると想定されています。 震度6弱とは、「立っていることが困難」、「固定していない重い家具の多くが移動・転倒」、「開かなくなるドアが多い」、「かなりの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損、落下」、「耐震性の低い住宅では倒壊するものがある」、「家庭 などにガスを供給するための導管、主要な 水道管に被害が発生」、「地割れや山崩れなどが発生」などと気象庁から解説されております。

この緑山の環境を振り返ってみると、地形的には洪水や土砂崩れの心配が無く津波が到達する恐れもない。家屋は建築基準法が改正された以降のものであり、耐震性がある。また住宅専用地域で近くに大規模商業施設や工場など無い、と言う長所あります。
一方、「少子高齢化の進行が激しく、高齢者世帯 や独居老人などの比率が高い」、「隣近所のお付き合いが少なく、家族構成などの分からないところが多い」、「避難施設の収容能力が少なく、かつ遠い」、「地理的に消防車や救急の到来が困難な恐れある」などが挙げられます。

地震による具体的な被害を想定してみると、「火災の発生」、「転倒した家具や 大型家電製品の下敷き」、「散乱した食器やガラスの破片で怪我」の3つが挙げられます。そうして悲惨な事例としては、動きが取れずにいる人に周囲が気づかず、数日後発見されるというものです。
この様なことが 生じないようにするには、「事前の備え」と「事後の対応」があります。これらの詳細は今後度々発行される防災に関する記事などでお伝えしますが、それぞれ「皆さんにやって頂くこと」・「自主防災隊がやっておくこと」があります。
特に、今までは災害発生時に「住民は何をするか」・「班長は何をするか」などがクリアーになっていないように思います 。皆さんから頂く情報で自主防災隊は動く訳ですから、「皆さんの初動」が非常に大切になります。
せっかく作った「安否確認プレート」の活用などを 今年発行する「緑山の防災マップ」に明示し、皆さんの初期動作によって多く被害者の命が救われることを期待します。また、自主防災隊では実際の行動を掘り下げて、より具体的に「怪我人と連携、病院に運ぶにはどうするか」、下敷きなっていると連絡を受けたら「何人が組になってどのような道具を持って行くか」などの詳細を詰めようとしています。
基本は「隣近所に迷惑を掛けない(火を出さない)」、「隣近所で安否を確認しあう」であり、それに自主防災隊の活動が加わるということです。

自主防災隊は皆さんの備えが充実するように多くの啓発活動をしていこうと思っています。例えば「火災」。最近はガスも自動停止することから、火災の発生も極めて少ないだろうと思っていましたが、国の「地震時電気火災発生抑制」報告書を読むと、熱帯魚の水槽が破損しヒーターが露出して発火源になる。在宅していれば気づくこともあるが不在時にこのようなことが起きれば火災になるとあります。一軒から火災が発生し、なかなか消防車が来なくて次々と延焼していくようなことになれば大変です 。このような電気火災防止についても勉強し、皆さんへ対策を呼び掛けて行きます。

最後に、地震について言うと 二つの恐れがあります 。その一つ目は「地震は直ぐには来ないだろう、自分の代では来て欲しくない 」という願望から備えを怠ること 、二つ目は「地震は100年とか150年とかの周期で必ず繰り返して来る」という歴史的事実 です。首都直下地震には日々刻々と近づいていると言わざを得ません。
この地に来た時は壮年であったが今は老年、しかし気持ちだけ若いつもり「何とかなるわ」では済まない状況です。 安心・安全の街を共に助け合うことで作って行きましょう。

以上